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五十肩

2007年7月27日
  40歳代でも70歳代でも五十肩と呼ぶそうですが、正式名は肩関節周囲炎です。西洋医学的な原因は未だはっきりしておりません。男女とも50歳代前後の更年期に発症することからホルモン分泌変化が関与しているのではとも云われております。西医での薬物治療は関節内潤滑液のヒアルロン酸関節内注入(※ヒアルロン酸は内服しても関節痛に果は期待できません)、消炎鎮痛剤、ステロイド剤、神経ブロック注射などの何れも対処療法です。五十肩は時間が経てば自然治癒すると云われておりますがそれは痛みが和らぐということであって放っておけば肩関節の可動範囲が狭くなります。漢方では神経痛や関節や周囲に痛みがでる症状を証といっております。証には行(風)、痛(寒)、着(湿)、熱があり、長期化したものを久」という分類をしております。五十肩は発症年齢から考えると身体の衰えと関係があり、根本的には久」に属すると考えられます。但し、発症の誘因は存在しますので行、痛、着」(熱は殆ど無い)の治療と久」(気血不足を補うか活血HA)を併用することが現実的方法です。当薬局での症例ではは肩から腕にかけての重怠い痛みが出る着が最も多く、従って湿薬をよく使用します。五十肩の治療が功を奏した中に、それ以前からあった気分の落ち込み、イライラなどの精神的症状が同時に改善されたことが複数あります。

夏ばて対策

2007年6月27日

 関東地方は梅雨入り宣言後、皮肉にも良い天気が多く、今のところ空梅雨です。好天が続くのは良いのですが昨冬に雪も少なかったため、水不足が心配されますね。今夏も猛暑が予想されておりますが皆様におかれましては夏バテ対策をしっかり立て、夏を乗り切って頂きたく存じます。これからの時季、どうしても喉越しの良い水っぽいものがついつい多くなるため、胃腸機能が弱りやすくなります。水分の摂りすぎには呉々もご注意下さい。水分過多で胃腸の調子が悪くなったら「香砂六君子湯」「平胃散加減」などを早めに服用して改善を図って下さい。汗かきの人には「麦味参顆粒」が宜しいです。疲労回復と共にのどの渇きを止める働きもありますので夏場には繁用される処方です。熱帯夜で身体がほてり眠れなくなったら身体上部に上昇した気を下げる働きの「瀉火補腎丸」や清熱、開竅、解毒、補気作用の「牛黄清心元」が適します。暑さは人体にとって大きなストレスになりますので自律神経に影響を与えます。気分の落ち込みやイライラ、焦燥感には気をめぐらす「星火温胆湯」「柴胡疎肝散」「龍胆瀉肝湯」などを服用します。抵抗力や回復力、則ち免疫力や自然治癒力を考えるなら「瓊玉膏」を服用して滋養することをお奨め致します。


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